小中学校ではプール授業のシーズンとなりましたが、学校のプールでは、日焼け止めクリームなどの使用を禁止している学校もあると言います。なぜなのでしょうか。
こちらニュージーランドでは、夏にちょっと外に出るだけでも日焼け止めクリームは塗りますし、ビーチに行くときはラッシュガードをしていない人を探すのが難しいぐらいです。
ある小学校での話、 最近のプール授業では、これまでなかった、ある傾向があると言います。小学校教員 「かなり日焼けをするということで、ラッシュガードの着用を希望される方は昔よりは多くなってきているのかなと思います。ちょっと半袖をという方もいます」 「ラッシュガード」を着る児童が増えていると言います。
小学校向けにスクール水着を販売している店を訪ねました。「これがラッシュガードですね。オレンジ色のものもありますね」
今、プールの授業で需要が高まっているというのが、紫外線などから肌を守るラッシュガードです。 ある小学校では、蛍光オレンジ色の水着の学校が多いことから、この店では3年前から、オレンジ色のラッシュガードも販売しています。
「3人に1人ぐらいがご購入されているというかたちですね」 紫外線対策への意識の高まりから、水着の購入にあわせてラッシュガードを買う家庭が、年々、増えてきているといいます。 しかしなぜ「日焼け止め」ではなく、ラッシュガードなのでしょうか?
ある小学校教員 「日焼け止めを塗ってプールに入るというのは水質に良くないので、こちらでは、流して入るようにしています。日焼け止めを塗るようなことは控えていただくようにはしています」 日焼け止めクリームを塗った状態でプールに入ると、プールの水質に良くないということで、プール授業での使用を禁止している学校もあります。 日本学校保健会の調査によると、日焼け止めクリームの使用を制限していない、または使用に際し、保護者等からの依頼を求めていると回答した小学校は、全国であわせて5割ほどあります。 一方で、許可していない小学校の割合は、およそ3割だということで、日焼け止めクリーム禁止の学校も多い中、ラッシュガードの需要は、ますます高まりそうです。
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