モペット 免許不要?

家電

 

モペット」と呼ばれるペダル付き原付きバイクを巡る苦情が相次いでいることを受け、警視庁は10日、東京都渋谷区の神宮前6丁目交差点付近で公開取り締まりを行った。無免許運転や歩道走行など、計5人、6件の違反を確認した。

渋谷区交通執行課や交通機動隊の捜査員らが、約20人体制で1時間半にわたり実施。違反の内訳は無免許運転2件、ヘルメット未着用2件、歩道走行1件、ナンバープレート未装着1件だったそう。

モペット免許証必要?

モペットは道交法上は原付きバイク以上の扱いで、原付きバイクなどの運転免許が必要。歩道は走行できず、ヘルメットやナンバープレートをつけることなどバイクに必要な交通ルールを守ることが求めらています。

では、免許不要で乗れる電動のものはなにかというと?

キックボードが挙げられるでしょう。

電動キックボードなどが2023年7月から、「特定小型原付」として位置付けられ、16歳以上は免許不要で乗れるようになります。ほぼ自転車に近い扱いですが、「違反」の在り方は自転車と異なってきます。

今回は値段別に国交省認定済みのモデルを価格順にご紹介させていただきます。

免許不要で乗れる電動の10万円未満のエントリーモデル

FUGU INNOVATIONS JAPAN「MEISTER.F」

他社の電動キックボードには付属しない「バックミラー」を標準搭載しているのが特徴的で、東名阪を中心に展開する自転車販売店「ダイワサイクル」と修理業務を提携しているため、持ち込み修理が可能である点も嬉しい。

「キャリーバッグ」や「フロントバッグ」、「ヘルメット」等のオプションパーツもラインナップされており、自分好みの利便性を拡張することができるので、日常の足としてもおすすめできる。

 

免許不要で乗れる電動の10万円以上の中〜上級モデル

E-KON 「E-KON City」

E-KONが発売している一般原付規格の電動キックボード「E-KON grande PLUS」をベースに、特定小型原付規格に対応させたモデル。免許不要の電動キックボードとしては最長レベルとなる80kmという航続距離を実現し、さらに500Wモーターと同社が独自開発を行なったプログラムの組み合わせにより、登り坂のパワフルさと安全性が引き継がれている。

また、前後輪ともにサスペンションを搭載していることに加え、10インチのチューブレスタイヤを装備しているため、路面のギャップを拾いやすい電動キックボードでの乗り心地も確保。ハイエンドモデルながら15万9800円とミドルエンドモデル並みに価格が抑えられており、全国36店舗での修理・メンテナンス対応も魅力的なモデルと言えるだろう。

 

免許不要で乗れる電動の20万以上の高額モデル

Newseed「KICK ZONE 350W」

同製品の一番の特徴は、電動キックボードのメインフレーム部分(ハンドル下支柱部分)に装備された取り外し可能なバッテリー。ワンタッチで取り外せるクイックリリース式なので、重い電動キックボード本体をコンセント近辺まで運ぶ必要がない便利仕様である。

また、ヨドバシカメラ等家電量販店での店頭販売も行われるので、購入前に実際の製品を試せるのも嬉しいポイント。

 

まとめ

今回、紹介したのは、2023年に発売が開始された免許がいらない電動キックボード(特定小型原付区分)の中でも、国交省制定の保安基準適合確認制度「性能等確認制度」に合格した、いわば国交省認定のモデルたち。

6万円台で買えるエントリーモデルから、20万円超えのハイエンドモデルまで価格順に計3台をご紹介させていただきましたが、それぞれに登坂性能や防水性、航続距離や重量などといった個性的な特徴を備えています。

また、同じようなスペックのモデルであっても、システム制御やブレーキフィールなど、実際の使用感は大きく異なる場合も多い。通販サイトでポチる前に、その製品を取り扱う家電量販店やバイク・自転車専門店等で試乗して確かめることをおすすめします。

免許不要の電動キックボードは、公道を走行する「一番小さな車両」であるという認識を持ち、「特定小型原付」の交通ルール(2段階右折・一時停止など)や自賠責保険への加入など、法律で定められたユーザーの義務と責任を果たさなければならない。

もし、ルールを破ると罰則や反則金が課せられ、他者を巻き込んだ事故のリスクが上昇するだけでなく、ユーザー自身も大怪我や死亡する事例が発生しているので注意が必要です。

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